誰もが理解したい買取
住居棟にはIT長者たちが多数居住していることで有名だが、4棟あるレジデンスの一つ(D棟)がサービスアパートメントである。
11階までがスタンダードアパートメントタイプ、トメントタイプである。
最上階には入居者専用ラウンジがあり、そこで朝食やコーヒーをいただくことができる(ちなみに朝食サービスは賃料に込み)。
他にも六本木ヒルズ内にある大型スパ(R本木ヒルズスパ)やスカイラウンジ、24時間対応のメディカルサービスを利用することができる。
全てが居住地内で事足りてしまうのが特徴である。
ちなみに賃料は月 万〜 万円!と高額ではあるが、立地や設備の良さ、セキュリティや利便性、ホテル並のグレードのサービスを考慮すると、ホテルに長期滞在するよりはコストは安くなるそうだ。
実はサービスアパートメントには明確な基準があるわけではないので、「グレード」はピンきりである。
「六本木ヒルズレジデンス」もあれば、ビジネスホテルやウィークリーマンションのような施設が「サービスアパートメント」と銘打っているところも多々ある。
「R本木ヒルズレジデンス」は言うなれば、「高級サービスアパートメント」という新しいカテゴリーに入るだろう。
今後この「高級サーピスアパートメント」として注目されるのは、2007年オープンの防衛庁跡地再開発「T京ミッドタウン」(東京・六本木)に登場する高級賃貸住宅である。
ザ・Rツカールトンホテルや、サービスアパートメント大手Oークウッドが運営に参画する。
最高月額賃料は500万円を予定し、どんどんアッパーゾーンへの開拓が進んでいる。
もはや「いくらぐらいまでなら払える賃料水準」というプライシング設定は意味がないのかもしれない。
外資系エグゼクティブの長期滞在者をターゲットにして増加しているサービスアパートメントだが、実は国内に住む人の利用者も増えているそうだ。
例えば東京に仕事で頻繁に来る地方在住のエグゼクティブや、東京郊外に自宅はあるが多忙のため平日は都心で暮らすエグゼクティブなどである。
彼らにとって、これまで選択肢は二つであった。
すなわちホテルに宿泊するか、または都心の賃貸住宅(分譲住宅もありうる)に住むことである。
ホテルだと身のまわりのことはやってもらえるが、チェックアウトの度に荷物は持ち帰らないといけない。
賃貸住宅だと荷物や私物は置いておけるが、ハウスキーピングやリネンサービスはやってもらえない。
サービスアパートメントだと、この2つの良い面をいいとこ取りできるわけだ。
下世話な話だが、賃料を会社払いにできるケースもあるため、月額費用で万円お得といった価格差の視点よりも、とにかくメリットが多く、妥協点が少ないことがポイントになってくる。
外資系エグゼクティプを含め、ニューリッチ層にとって、効率的に仕事をして高いパフォーマンスを生み出すことと、プライベートは雑事や手聞から逃れてとにかくリラックスして過ごすことの両立へのプライオリティは高い。
よって長い通勤時間、無駄な移動時間、情報収集の時間ロス、家事に費やす時間、荷物の受取りや日用品の買い物などから極力解放してあげるところにビジネスチャンスがある。
T京ミッドタウンのサービスアパートメントの場合、住居棟に貸会議スペースもあり、帰宅してからも休日でも自宅そばで会議を招集できる。
超多忙なニューリッチをサポートする施設・サービスはまだまだ生まれてきそうだ。
シティホテルのレディースプランに映画館のレディースデーにレディースランチ、女性にお得な商品・サービスは沢山ある。
いつの時代でも女性は消費の主役であり、女性を顧客として獲得できればもれなく男性(夫や恋人)もついてくるという企業側の狙いがあった。
2004年あたりから女性に追臨しがちだった男性消費が活発化してきた。
なぜここにきて男性消費が活発化してきたのだろうか。
その背景には女性同様に「男性の晩婚化・非婚化」を指摘できる。
女性の未婚率が急上昇するのと同様に男性の未婚率も急上昇している。
また日本の男女間賃金格差は大きく、年齢が上がるほど男性の管理職比率も高まって賃金格差はどんどん拡大していく。
男性の所定内給与を100とした場合、女性の所定内給与は 代前半で約8割、 代後半で約7割という調査結果もある。
海外旅行にブランドバッグ、エステにグルメと独身女性の活発な消費が注目されるが、実は独身男性のほうが「平均的」にリッチである。
成果主義などでサラリーマンの収入格差がどんどん拡大しているため、独身女性のお小遣いとは桁違いのおカネを持っている男性も増えてきた(その一方で年収が低いためになかなか結婚できない男性たちも存在するが)。
もちろん既婚男性でも、妻が稼ぐ共働きであれば立派なニューリッチであり、多少の経済的余裕がある。
すべての男性ではなく、一部の男性に生まれた「純粋に自分の為だけに使える自由なおカネ」の存在、男性消費の活発化の一つの要因である。
他にも団塊世代のように、リタイア(退職)でビジネスの第一線から退いて「自由な時間と、自由なおカネ」を突如手に入れることになったニューリッチ層の台頭も、男性消費の活発化の一つの要因である。
これまで女性の華やかな消費マーケットに比べて、「男性の消費」に対応しうるマーケットはほとんど聞かれていなかったといっても過言ではないだろう。
百貨店の紳士服売場は縮小傾向にあったし、通信販売カタログも女性物ばかりで男性物なんてほんの一部、大人の男性が跨踏せずに入れるオシャレな美容院も少ないし、大人の男性の流行の髪形やファッションについて取り上げた雑誌もほとんどなかった。
「自由な時間と、自由なおカネ」を手にしても、消費の場は今までのゴルフショップや居酒屋、理髪店、釣具店、スナックと相変わらずの選択肢。
そこで登場したのが「LEON」「UOMO」「TARGET」などの男性向けライフスタイル雑誌の刊行である。
雑誌は想定読者を1000万円以上の高所得者層(まさしくニューリッチ層)に定め、大人の男性のファッションや髪型、旅行、グルメ、車などライフスタイル全般を提案している。
これまでの男性向け雑誌が「車」「バイク」「釣り」「マネー」「ゴルフ」など分野・テーマごとに別々に刊行されてきたのに対して、男性向けライフスタイル雑誌は色んな分野・テーマを横断的に取り上げているのが特徴である。
男性の趣味はいわゆるオタク・マニアになりがちと言われるが、横断的な情報に触れる機会もなかったからだろう。
「男は外見なんて関係ない。
男は中身だ」から、イケメンという流行語に合わせて「男性だって外見は大事」という価値観が台頭してきた。
ビジネスの場や面接の場でも、服装や髪型といった身だしなみ、スマートな体型はアドバンテージになるという意識も強まっている。
男性の贅沢消費はファッション、美容、健康、リラクゼーション、カルチャーへと、まるで水を得た魚のようにどんどん拡大している。
男性のファッションへの費沢消費の象徴といえば、2003年9月にリモデルオープンした「伊勢丹新宿本店メンズ館」である。
他の百貨店が男性衣料品売場を縮小していた中で、地下1階から8階まで全館男性物のみを取り揃え、衣料品だけでなく雑貨類やメンズコスメ、ジユエリーまで充実させている。
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